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まことにショットマイン司教の言われる通りで、
強制進化の問題は自然・不自然といった点ではなく、
他者を犠牲にして成り立っているという点にあると思います。
そもそも進化とは、その過程において弱者が淘汰される事はあっても、
強者が弱者を踏み躙るといった形で展開するものではありません。
更に我々が考えるべきは畜生の進化には非ず。
然るべき道徳・理性その他を備えた人間としての進化です。
人間が進化するのであれば、
それは一方的に他者を消費するようなものでは無い筈です。
改造人間に関して言えば、知識を高め機械を駆使するようになった人間という存在が
自らの機械化に手をつけるというのは、寧ろ自然な事だと思っています。
不自然に見えるのはまだそれが世の中に普及していないだけなのであって。
この強制進化に関する問題は過去に簡単に言及した事はありましたが、
きちんと見解としてまとめた事はありませんでしたね。
追々考えてまとめていきたいと思っています。
先に結論を述べれば、
「他者を一方的に消費するような成長は到底認められず、進化の名に値しない」
といった所になります。
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